ダイエットにも美容と健康にも役に立つ!水と言う万能薬
<1.人の体は水で出来ている>
成人の体は約60%が水分で出来ていると言われています。
生まれて直ぐの赤ちゃんは約80%が水分。
子どもは約75%と歳を重ねれば重ねるほど、人の体の水分は減少傾向にあるのです。
この水分量にはもちろん個人差はあり、また性別や体形によっても様々です。
私はこれまで数多くのダイエット法や美容法を試してきましたが、一番痩せていて肌の調子も良かった頃を思い返すと、水をよく飲んでいたと言う事がポイントになっています。
今回は水にスポットを当て、水がもたらす効果や選び方等をお伝えして行きます。
<2.水の役割>
人間が生きていく為に、水は必要不可欠です。
私達が口にした食べ物や飲み物は、腸で水分を吸収します。
吸収された水分は体液となって体中をめぐり、体温を一定に保ったり栄養素と老廃物を区別して、不要な老廃物を運び尿として体外へ排出する役割を持っています。
私たちが水を飲まなければ、老廃物は体内に留まり体温は安定せず最終的には死に至ります。
お茶やジュースでは腸からの吸収率が変わるだけでなく、カテキンやカフェイン等それぞれに含まれる成分が違いますよね?
あえて水を飲む事で新陳代謝が上がりダイエット効果をもたらしたり、肌の水分量が増えプルプルのお肌を手に入れる事が出来るのです。
水は美容にも健康にも良い効果をもたらす万能薬と言っても過言ではないでしょう!
<3.水による健康効果>
先ほど記述した様に、水は体内において栄養素や酸素の運搬、体温管理など生命維持に欠かせない存在です。
では意識的に水を飲む事を習慣とする事で、どの様な健康効果があるのでしょうか?
効果には個人差があるうえ、様々な効果が報告されています。
今回はその中からいくつか代表的な効果をご紹介します。
@むくみ解消効果
夜ご飯に塩分の多い食事(ラーメンなど)を食べてしまった翌日やデスクワークで1日中座っている日の夕方。
履いて来たはずのブーツがなんとなくキツかったり、朝起きたら目が腫れぼったくなっていたりと言う経験はありますか?
これらの原因が”むくみ”です。
リンパ液や血液が滞り、身体の末端まで行き届いていない事がむくみを引き起こします。
水などの水分を摂取しすぎてしまう事も時にむくみを引き起こしますが、この様なむくみを解消する為には適度な水分補給を行う事がとても大切です。
A疲労回復効果
疲れているからこそ少しでも体を動かした方が、疲労感の軽減につながると言う話を聞いた事があるでしょうか?
血流が悪化すると言う事は、体内で運搬される酸素の量が減ってしまいます。
そして老廃物も体内に滞る事になり、これらはより疲労感を強く感じさせる原因となるのです。
そこで水を飲む事で体内をめぐる酸素量は増え血流が活発になり、老廃物を積極的に排出する事で疲労感の軽減につながります。
栄養ドリンクに頼らず水と言う万能薬を手軽に取り入れる事で、明日はもっと頑張れるかもしれませんね。
Bリラックス効果
人間が緊張状態に陥った時に、血流はとても悪くなっているのだと言います。
水には鎮静効果があり水を摂取する事で、脳に集まっている血流のバランスを整えてくれます。
この様なリラックス効果を期待して水を飲む場合には、ミネラル成分が多く含まれる水を飲むとより効果を発揮します。
緊張すると口の中が乾く事がありますよね?
そのような時には少しずつ水を口に含み、脳に滞った血流を促しましょう!
Cダイエット効果
まず大前提の話ですが、水にはカロリーがありません。
今まで飲んでいたジュースや、砂糖入りの甘いコーヒーを水に置き換えるだけでもかなりのカロリーを削減します。
この様に高カロリーな飲み物を飲む事が習慣となっている人が水に置き換える事を行えば、それだけでも十分なダイエット効果はあるのです。
それ以外にも痩せている人が水を飲む事を習慣としている話はよくある話です。
水を飲めば、体内の老廃物の排出を促進します。
そして食事の前に水を飲む事で空腹感を抑制し、食過ぎの防止につながると言う話もあります。
むくみの解消も助ける為、水を飲む事を習慣とすれば、見た目もどこかスッキリとした印象になるでしょう。
D美肌効果
肌は一定の期間でターンオーバーを繰り返す事でキレイな肌を保っています。
肌のターンオーバーは何によって行われているか。
ずばり血流です!
水分が不足すれば血流が悪くなる。
血流が悪くなれば新陳代謝が下がる。
新陳代謝が下がる事で肌のターンオーバーサイクルが正常な状態ではなくなり、くすみや肌荒れを引き起こすのです。
水をしっかりと飲む事で、血流や新陳代謝が促進され美肌につながります。
代表的な5つの効果をご紹介しました。
<4.健康に良い水の飲み方>
水は沢山飲めば体に良い訳ではありません。
適切な量を適切な飲み方で飲む事によって、万能薬の様に健康や美容に効果を発揮します。
では適切な量とは一体どのくらいの事を言うのでしょうか?
体重などが違う為に多少の個人差はありますが、成人の大人が1日に必要とする水の量は約2.5Lと言われています。
大きなペットボトルが1.5L〜2.0Lと考えると、結構多く感じますよね。
食べ物にも水分は含まれている為、2.5L全てを水から摂取する必要はないのです。
飲む水の量は約1.2L。
最低でも1.2Lを水から摂取すれば、十分かつ適切な量と言えます。
普段、水を飲む習慣がない人の中には
「お茶は飲めるけど水は結構苦痛・・・」
と言う方も多いのです。
一気に1.2Lを飲むとなかなか大変なので、分散して摂取する事がおススメです。
例えばペットボトルに入っている水は約550mlです。
朝起きてコップ一杯の水を飲みましょう。
仕事に出かける時にペットボトルの水を一本持って外出し、家に帰る迄にそのペットボトルは空になる様に飲みましょう。
仕事中の水分補給を水にすると、結構飲めるものですよ。
普通のマグカップに約2杯分程度でペットボトルは空になります。
これまでコーヒーを2杯以上飲んでいたと言う方であれば、コーヒーは1杯にし残り2杯を水にすれば良いのです。
そして帰宅〜就寝までにもう一本、ペットボトルを空にしましょう。
夕食の前後やお風呂上り等、ジュースやお酒、お茶を水に置き換えれば苦痛な事はありません。
人間は寝ている間にも水分を失っています。
朝起きた時と夜寝る前のコップ一杯が、とても重要な水分補給なのです。
また水の温度もとても大切です。
朝起きて身体がまだ目覚めていない状態で、キンキンに冷えた水を飲む事はおススメ出来ません。
常温もしくは白湯でなるべく体温と差がない温度の水をゆっくりと飲みましょう。
入浴後やスポーツ後の体温が上がっている時は冷えた水を飲んでもOKです。
冷えすぎた水は内臓の負担となり冷え性を引き起こしたり、便秘につながったりする為に健康には逆効果と言えます。
また水も様々な種類の水があります。
例えばむくみの解消やダイエットを目的として水を飲む場合、デトックス効果の高い硬度120mg/L以上の硬水が良いとされています。
ただ我々日本人は硬水を飲む事に慣れていません。
どこか苦みのある、少々飲みにくい水だからです。
慣れない内は無理に飲まず、口当たりの優しい軟水から飲み始めても十分に効果は発揮します。
水を飲むと言う事が習慣となってきたら、段々と色々な種類の水を飲んでみるのも良いかもしれません。
<5.水と言う万能薬まとめ>
いかがでしたか?
これまでダイエットのために様々なサプリメントやドリンクに手を出していた方。
水に置き換えてみませんか。
水は体調を整え、より健康にしてくれます。
そしてダイエットやリラックスなどの効果もある、正に万能薬です!
自分の体調や目的に合わせ、万能薬を選ぶ事もとても重要な事です。
生活の新しい習慣に、是非水を取り入れてみて下さい。
ご購読ありがとうございました。
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