夏肌のお手入れとスキンケア法で大切な事5つを詳しく解説

夏肌のお手入れとスキンケア法で大切な事5つを詳しく解説


 

7月・8月は、紫外線の量・強さ共に1年の中で最も気になる季節を迎えます。
晴れて暑い日も多く、お肌にとっては過酷な季節ですよね。

 

夏のお肌は、紫外線ダメージ冷房による乾燥、気温・湿度の上昇による皮脂や汗の分泌量の増加といった要因により、様々なお悩みを引き起こします。
夏のお肌悩みとして多いのは、炎症、乾燥、色素沈着、ハリ不足、シワ、皮脂の過剰分泌による毛穴の目立ちとテカリ、汗を沢山かく事による化粧崩れです。

 

どれか1つでも当てはまるお悩みはありませんか?
夏肌に起きやすいお悩みの原因と、夏肌お手入れポイントを5つに分けて詳しく紹介します。

 

 

「その1、紫外線ダメージによる皮膚の炎症」

 

過度に紫外線を浴び、お肌の表面が炎症を起こし、赤くなったり、ヒリヒリといった痛みを感じる状態です。
長時間外にいた後、海やプールの後にお肌が炎症を起こしてしまった経験はありませんか?

 

炎症を起こしている夏肌のお手入れのポイントは、先ず冷えたタオル等でお肌を冷やす事です。
冷やした後は、お肌が紫外線のダメージを受けていて乾燥しやすい状態なので、スキンケアでたっぷり水分補給をしてあげましょう。

 

炎症を起こしているお肌は、水分を保持しにくい状態です。
化粧水と合わせて乳液やクリームを塗り、水分が逃げない様に気を付けましょう。

 

お肌が炎症を起こし敏感になっていると、普段使用しているスキンケアでは刺激が強く、お肌に合わない事もあります。
その時は、低刺激のお肌に合うスキンケアへ変更しましょう。

 

「その2、紫外線ダメージや冷房による乾燥」

 

お肌のターンオーバー(お肌の生まれ変わりのサイクル)は一般的に28日周期です。
しかし紫外線を過度に浴びた場合、ダメージを修復しようと、お肌はターンオーバーのサイクルを速め、お肌は未熟な細胞を作り出します。

 

未熟な細胞で出来たお肌は、水分を保持しにくい乾燥状態となります。
夏の間に乾燥対策のお手入れをせず、強い紫外線を繰り返し浴びてしまうと、お肌のターンオーバーのサイクルは元に戻りにくくなります。

 

お肌は未熟な細胞を作り続け、乾燥するという悪循環が続きます。
紫外線ダメージによる乾燥を起こしている夏肌のお手入れのポイントは、基本のお手入れの徹底です。

 

化粧水と乳液・クリーム、日中は日焼け止めを塗るといった基本のお手入れを毎日しましょう!
外出時は、帽子や日傘といった紫外線対策も合わせてすると良いですね。

 

夏に乾燥を感じる原因は、冷房にもあります。
乾燥肌対策には基本のお手入れが大事ですが、どうしても乾燥が気になる時は保湿マスクのお手入れを週に2〜3回加えましょう。

 


 

「その3、紫外線ダメージによる色素沈着・ハリ不足・シワ」

 

紫外線によるお肌ダメージを防ぐ為には、UVA(生活紫外線)とUVB(レジャー紫外線)からお肌を守る事が必要です。
UVCという紫外線もありますが、地上には届きません。

 

UVA(生活紫外線)は洗濯物を干したり、ゴミを出したり、室内にいる時等、日常生活で浴びる紫外線です。
UVB(レジャー紫外線)は海や山へ遊びに行く等、レジャー時に浴びる紫外線です。

 

では、UVA(生活紫外線)とUVB(レジャー紫外線)この2つの紫外線の違いを見ていきましょう。
UVA(日常紫外線)は、普段の生活で浴びるので、お肌を徐々に日焼けさせていきます。

 

更に、お肌の内部の真皮層まで届くので、お肌のハリと潤いを作り出すコラーゲン、エラスチン、繊維芽細胞を破壊し、ハリ不足・シワといったお悩みを徐々に引き起こします。
UVB(レジャー紫外線)は海や山といったレジャーへ行った際に浴びる紫外線です。

 

日焼け後すぐにお肌の赤みや火傷をした様にヒリヒリといった痛みを感じるサンバーンと、日焼け後数週間から数カ月間にわたりメラニンが過剰生成しお肌に色素沈着をもたらすサンタンというお肌トラブルを引き起こします。

 

紫外線を過度に浴び、メラニンが過剰に生成され、お肌がメラニンを排出しようとターンオーバーのサイクルを速めたり、メラニンの排出が上手く出来なくなると、シミや色素沈着の原因となります。

 

紫外線ダメージによるシミや色素沈着・ハリ不足・シワが気になる夏肌のお手入れポイントは、生活環境や目的に応じた日焼け止めでお肌を保護する事です。
日焼け止めの上手な選び方をご紹介しますね。

 

日焼け止めのパッケージにはUVA(生活紫外線)、UVB(レジャー紫外線)からどれだけお肌を保護出来るかの目安となるPA、SPFと言う文字が記載されています。

 

  • UVA(日常紫外線)にはPA++以上のタイプを。
  • UVB(レジャー紫外線)にはSPF30以上のタイプを。

 

敏感肌の方や小さなお子様には、お肌に負担の少ない紫外線散乱剤を使用しているタイプがお勧めです(紫外線吸収剤不使用タイプ)。
日焼け止め使用後は、適切なクレンジングをし、お肌に負担をかけない様にしましょう。

 

日常使いにはクレンジングしやすいタイプのものを選びましょう。
店頭で日焼け止めを購入する際、テスターを手の甲等に塗り、水道水をかけたり、擦ってみたりし、日焼け止めの落ち具合を確認するのもお勧めです。

 

紫外線カット効果が高くても、水や摩擦で落ちやすいものもあります。
反対に紫外線カット効果が低くても水や摩擦に強いものもあります。

 

 

「その4、皮脂の過剰分泌による毛穴の目立ち・テカリ」

 

夏場は毛穴の目立ちが気になる季節でもありますよね!
適度な皮脂分泌は、お肌の天然の保護膜と言われている皮脂膜を形成する上で欠かせません。

 

しかし夏は1年の中でも最も皮脂の分泌量が増え、必要以上に皮脂が分泌されているのでお肌の毛穴が開いた状態に見えます。
皮脂の分泌量の増加はお肌のテカリにも繋がります。

 

毛穴の開きやお肌のテカリは出来るなら抑えたいですよね。
皮脂分泌量の増加による毛穴の目立ち・テカリを起こしている夏肌のお手入れポイントは、クレンジングです。

 

余分に出てしまっている皮脂をそのままにしておくと、古くなった角質やメーク汚れ・埃等と混ざり、酸化し毛穴の黒ずみにまで繋がります。
肌質とメークの度合いに合わせたクレンジング料を使用し、お肌を清潔に保つ事が重要です。

 

洗浄力の高いクレンジングでゴシゴシと洗ってしまうのは小じわや乾燥のお悩みに繋がり逆効果なので注意しましょう。
摩擦をかけない優しいクレンジングを意識しましょう。

 

クレンジング後は、収斂化粧水やサッパリとした感触の化粧水でパッティングをし、毛穴を引き締めましょう。
皮脂の過剰分泌により皮脂膜が形成されにくく、お肌は乾燥しやすい状態です。

 

乳液・クリームも忘れずに塗りましょう。

 


 

「その5、汗による化粧崩れ」

 

夏は気温の上昇と共に体温も上がり、体温調節をする為に、汗を沢山かきます。
朝メークをきちんとした筈なのに、出先に到着したらもうメーク崩れしていたという経験をした方は多いのではないでしょうか?

 

沢山の汗と一緒にメークも流れ落ちてしまった事が原因です。
汗で崩れない夏肌のメークポイントは、ベースメーク料の選び方とつけ方にあります。

 

夏場のベースメークは、油分が少なめか、オイルフリーのリキッドファンデーションやサラっとしているパウダーファンデーションの使用がお勧めです。
ベースメークはお肌にピタっと密着せず浮いた状態だと汗と一緒に流れやすいので、化粧下地や日焼け止めと合わせて使いましょう。

 

スキンケアが十分になじんでいない上に、ベースメークをすると浮いてしまうので、忙しい朝でもスキンケアは丁寧に行う時間を作れると良いですね。
スキンケアがなじんだら、ベースメークの開始です。

 

ベースメークは塗る量に気を付けましょう。
塗り過ぎるとお肌から浮いてしまい、汗と一緒に崩れてしまう原因になるので注意が必要です。

 

額・Tゾーンは汗や皮脂の分泌量が他の部分より多いので、ベースメークは軽くつけ、化粧崩れを防ぎましょう。

 

「最後に」

 

夏の間に受けたお肌ダメージは、秋の始まり頃にも影響が出ます。
お肌の表皮のターンオーバーサイクルは28日周期だからです。

 

夏肌のお手入れは、夏の美肌作りに欠かせないだけではありません。
秋になって乾燥や冷えが気になるシーズンになった時に、秋のダメージを受けにくい健康なお肌を作ってくれます。

 

夏肌のお手入れを実践し、1年中美肌を目指しましょう。

 

ご購読ありがとうございました。

 

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