乾燥肌でもあり脂性肌でもある、混合肌の特徴とスキンケア

乾燥肌でもあり脂性肌でもある、混合肌の特徴とスキンケア


 

<1.混合肌とは>

 

秋も深まって来て、肌の乾燥に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
コロナウイルスの流行により、マスク生活を余儀なくされ、肌荒れに悩む人も多く見られています。

 

混合肌(こんごうはだ)という言葉を聞いた事があるでしょうか。
今回は、混合肌に悩む方へ向け、スキンケアなどを紹介したいと思います。

 

そもそも、混合肌とはどのような肌のことをいうかご存知でしょうか。
混合肌とは、乾燥肌でもあり、脂性肌でもある人のことを言います。

 

Tゾーンはテカるのに、頬は乾燥する方は混合肌と言えます。
部分的に違う性質(肌質)を持ち合わせる混合肌の特徴をよく理解して、自分にあっているかつ肌にやさしいスキンケアを心がけなければいけません。

 

 

<2.混合肌の特徴と原因>

 

混合肌の別名をインナードライ肌といいます。
肌が乾燥する為、皮脂が過剰に分泌されてしまい、Tゾーンなどのテカりやすい場所は脂っぽくなり、口周りや頬など乾燥しやすい部分は乾燥します。

 

皮脂が多く分泌されることでニキビが出来やすくなってしまったり、肌に赤みが出てきてしまうと言う肌荒れの原因にもなります。
普段のスキンケアで、表面だけ保湿をして満足してしまい、肌の奥の奥、角層の部分が乾燥している場合があります。

 

これをインナードライといいます。
見た目でテカっているから脂性肌だと決めつけてしまうのは良くありません。

 

なぜテカっているのか、もしかしたら肌の奥の角層が乾燥しているために皮脂の分泌が過剰になっているのかもしれいない。
と疑わなければ、ただしい判断は出来ないのです。

 

インナードライになる原因として、ストレスや睡眠不足、紫外線などの外的な刺激があげられます。
この様なものが原因になり、肌のバリア機能が低下してしまい、保湿力や角層の保水力も低下するのです。

 

低下した分をなんとか補わなければならない!と言う信号が発信され、肌が過剰な皮脂を分泌してしまうのです。
混合肌の人がテカった部分の皮脂を油取り紙で取ってしまっったら・・・

 

そう、逆効果なのです。
肌の内部が乾燥しているから頑張って分泌した皮脂を取ってしまえば、さらに頑張って皮脂を分泌し、もっとテカテカと皮脂が分泌されてしまいます。

 

この記事を呼んでいる方の中で、部分的に肌質が違うと言う方や、皮脂を取っても取ってもテカることで悩んでいる方。
もしかしたら混合肌かもしれません。

 


 

<3.混合肌のためのスキンケア>

 

混合肌の方が重要視するべきは、皮脂を取る事ではありません。
肌の水分と油分のバランスを整えることが何よりも重要で、皮脂を取るのではなく、皮脂の分泌を抑えることで混合肌は改善していくのです。

 

では、どのようなスキンケアを行えば肌のバランスが整うのでしょうか。

 

@洗顔とクレンジング

 

肌の汚れを落とし、清潔を保つ事はとても大切なことです。
ですが、落としすぎることで余計に皮脂が過剰分泌されるという特徴を持っている混合肌さん。

 

なるべく刺激を避け、落としすぎない優しい洗顔をすることが重要なのです。
例えば、洗浄力の高いニキビ肌用のための洗顔料や、スクラブ入などの刺激が強いものは避けた方が良いです。

 

マイルドクレンジング、マイルド洗顔といった肌への刺激が少ない、優しいものを選びましょう。
また、洗い方もかなり注意が必要です!

 

洗顔料は良く泡立てて、強くこする事なく泡洗顔をするのは基本の基です。
洗うときは皮脂の分泌が多い部分から洗い、乾燥しがちな部分はあとから洗うようにします。

 

すすぎを念入りに行い、絶対に洗顔料などが肌に残る事の無いように意識しましょう。
ぬるま湯で何度も何度も優しくすすぐ事で、肌の水分量もUPします!

 

すすぎのときに絶対にやってはいけない事は、直接顔にシャワーを当てること!!

 

シャワーって結構刺激が強いんですよ。
すすぐ時は手ですくって優しく流しましょう。

 

Aとにかく保湿!

 

結婚式のメイクリハーサルの時に、メイクさんから結婚式当日までのスキンケアアドバイスを頂きました。
筆者の私も混合肌で高校生くらいからずっと悩んでいたのです。

 

メイクさん曰く、高い化粧水を使う必要は全く無い。
安くてもいいから、肌にのせた時にピリピリと刺激を感じない、自分に合った化粧水をバシャバシャとたくさん使う事、とのこと。

 

いつも1回しか化粧水をつけていないのであれば、3回つけて下さいと言われました。
何度も何度も化粧水を肌に叩き込み、肌がひんやりと冷たくなったら化粧水は完了のサインなのです。

 

たった1回の化粧水は、肌の表面を濡らすのと同じことで、角層の保湿までには至っていないのです。
化粧水が終わったら乳液や保湿クリームを塗って、さっきの化粧水の水分を封じ込めます。

 

この方法を1ヶ月くらい実践したところ、それまで悩んでいた肌のテカリや化粧崩れが改善し、肌のトーンが明るくなりました。

 

 

<3.肌改善は長期戦>

 

混合肌の改善だけではなく、ニキビの治療などにも言えることですが、肌の改善にはもっとも短い期間でも1ヶ月はかかると思ったほうが良いでしょう。
何故なら、肌はターンオーバーと言って、約28日間のサイクルで古い角質を落とし、新しい肌組織が生まれています。

 

その新しく生まれてくる肌質を改善する為に、外側からも内側からも、ケアを続ける必要があるのです。
洗顔料や基礎化粧品などに記載されている商品の特徴は、直ぐに効果が現れなくても当たり前なのです。

 

例えば、ニキビが多くできているときにニキビに効果的な商品をいくつも試す人がいます。
使ったからすぐにニキビが消えるものではないため、じっくりと時間をかけて、また努力を続けることが重要なのです。

 

カラダの内側から肌のターンオーバーを助ける事の代表的なもので、水分補給が上げられます。
とくに飲むべきはお水。

 

喉が乾いているから飲むのではなく、定期的にちょこちょこと水分を補給することで内側からの保湿に繋がります。
肌荒れをしている時、どこか焦るような気持ちになるものですよね。

 

しかし、すぐに改善するために焦るのではなく、じっくりと長期的に努力をして、新たに生まれてくる肌質が良い肌質になる様に備える事が大事なのです。

 


 

<4.混合肌のまとめ>

 

まずは自分の肌質を、肌の表面だけで判断してはいけないと言う事。
肌につけるものや洗顔料はとにかく低刺激を選ぶ事。

 

外的な刺激から守るため、紫外線対策は絶対中の絶対!
化粧水は質より量!

 

安い化粧水でも自分に合っているものならなんでもOK、バシャバシャとケチらずに使いましょう。
化粧水後は保湿でフタをすることを忘れずに。

 

じっくりと時間をかけて、ターンオーバーを意識する事。
内側からの保湿(水分補給)はこまめに。

 

これはすべて、私の実体験において肌の改善が実際にみられた方法なのです。
混合肌に悩んでいる方はぜひ一度、試してみて下さい。

 

肌質が改善されたことを一番実感出来るのは、朝の洗顔の時の肌の触り心地。
ゴワゴワとした感じがなく、すべすべモチモチを実感します。

 

また、ファンデーションを重ねることで肌荒れを隠す事がなくなる為、少しのファンデーションでしっかりメイクが出来る事も。
ファンデーションを重ねないことで肌への負担も軽減されるため、いいことばかりなのです。

 

肌質の改善によって、何だか自分が好きになったり、メイクが楽しくなる事もあります。
肌のトーンだけでなく、笑顔のトーンもUPしますように。

 

ご購読ありがとうございました。

 

今回のお話「乾燥肌でもあり脂性肌でもある、混合肌の特徴とスキンケア」の続き記事へ

 

 

 

 

 

 

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